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探偵コラム

浮気不倫の背景~戦後急速に変化した貞操観念

かつて、

「戦後強くなったのは、女性と靴下(ストッキング)だ」

という言葉がありました。今を遡ること60年以上前、1950年代のことです。

昭和30年代生まれの方なら、おそらく聞いたことがあるでしょう。それ以降に生まれた方でも、テレビ等で聞いたことがあるかもしれません。

この言葉のとおり、第二次大戦後、世の中のかなりのものは激変しました。それを女性と靴下が強くなったことに例えた表現なのですが、国の根幹をなす憲法でさえ新しく制定されたのですから、1945年から迎えた「戦後」の時代は、まさに国のあり方が根本から変わってしまうほど価値観の激変があった時代だと言っても過言ではないでしょう。

そして、ここで述べる貞操観念も、戦後において大きく変化したものの一つです。

戦後の新憲法と法律によって始まった意識変化

戦後の価値観が激変した理由の一つは、終戦と同時に広まった欧米化ですが、その内容は多岐に渡ります。家族のあり方、教育制度、男女平等の意識、選挙権、産業構造の変化、食生活、ファッションなど、数え上げればきりがありません。

特に女性においては、戦後1946年に公布された日本国憲法と、その前年公布の改正衆議院議員選挙法によって女性の国政参加が認められたことで、大きく変化したと言えます。

女性の社会参加が認められるようになったことで、1911年(明治44年)に平塚らいてう(らいちょう)が『元始、女性は太陽であった』と言って進めた女性の権利獲得運動は、大きく前進したのです。

話がちょっと難しくなりましたが、意識変化をもたらしたものを大局的に見れば憲法や法律であり、視点を身近にすれば、ファッションと海外の情報であると言えます。

ファッションに現れた意識変化

いわゆる洋服そのものは、明治時代に既に国内に入ってきていました。しかし戦後、洋服は本格的に輸入され、ファッションとして認知され始めました。

すると、意識の変化もあいまって、以前は慎ましさを美徳とされてきた日本女性が夏へ向けて薄着をするようになります。乳房の形が分かるような白いブラウスを着て、女性が颯爽と街を歩く姿が見られるようになりました。

1960年代にはミニスカートも登場しましたが、これらは単なるファッションの変化と言うよりは、女性のみならず人々の意識がより開放的になってきたことの象徴と考えるべきでしょう。

また男性のファッションも変化はしましたが、それはファッションを楽しむという観点において、女性とは比べるべくもありません。男性ファションの変化は、あまり考慮すべき対象ではありません。

性に対する意識変化

古代日本における「夜這い」、各地で行われる男根信仰の祭り、江戸時代に描かれた春画などから、もともと日本人は性に対して比較的寛容な国民だったという説があります。

しかしこれらは、一部の限られた地域で行われていたと考えるのが自然であり、一般的には結婚前の性交渉はご法度、結婚前に妊娠したり未婚で母親になったりすることは、白い目で見られる時代でした。

すなわちセックスは、結婚してから、夫と妻との間で行われるべきものであり、結婚前や婚外における交渉は社会通念に著しく反していたのです。

それが変化したのは、戦後、アメリカ合衆国をはじめ諸外国のライフスタイルが、広く知られるようになったことによります。映画・テレビ・雑誌・音楽などから、外国のファッションやライフスタイル、風俗が広く知られることとなり、学校の男女共学も進み、男女が分け隔てなく普通に会話し共に生活することが普通になりました。戦前までの男女間にあった距離が、一気に縮んだ時代であったのです。

そうなれば、デートするのも、おつきあいするのも、敷居は一気に低くなります。「セックスする男性(女性)は生涯のうち、1人だけ」という観念は、戦後25年を経た1970年代頃に大きく変容したと考えられます。

不倫に抵抗がなくなった時代

それは、結婚前に恋人とセックスすることが普通になったということです。

昔は、

「純血は、結婚するまで守るべきもの」

だったのが、

「長い結婚生活だからこそ、体の相性は結婚前に確かめておいたほうがいい」

となってきたわけです。

これは一概にどっちが正しいかと言うことはできません。人々の意識は、時代と共に変化するからです。一見普遍的な「正義」の概念ですら、戦後を境に180度変わってしまいました。

ただし、このような意識変化によって結婚前の性交渉がごく普通になったことは否めませんし、それはテレビドラマに端的に表れています。

1980年代の「金曜日の妻たちへ」、1990年代の「失楽園」、2010年代の「昼顔」などが代表的なところです。ここで描かれたのは、たとえ結婚していても、素敵な異性がいれば、配偶者に嘘をついてでも自分の欲求を実現させようとする姿です。ドラマゆえに誇張されている面はありますが、戦後、日本人が急速に発展させてきたのは靴下でもあり、個人の欲望でもあるのでしょう。

夫が浮気をしても、暴力をふるっても、じっと堪え忍ぶ日本的倫理観はもはや過去のものです。それゆえに女性の意識が外に向けて解放されたことは喜ばしいことです。

そもそも男女の浮気や不倫は、古来より永遠のテーマだったのであり、「源氏物語」をはじめとした文学作品のテーマとなっています。演歌に至っては、半分以上が不倫を題材とした内容だと言っても過言ではありません。

そして今、欲望の実現を簡単にしているのは、携帯電話やスマホであると言えるでしょう。音も出さずに特定の人と連絡を取れるメールやLINEは、普通の既婚男女が簡単に不倫に足を踏み入れてしまう環境を作ってしまいました。

文明の利器は、便利である反面、危険でもあるのです。

これらは、戦後に外国からたくさんの情報が流入した以上に、貞操観念に変化をもたらしていると言えるのです。その流れは、今後もしばらく続くと思っていいでしょう。

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